ヒーローものへの違和感
旦那はアメコミが好き。
アベンジャーズとか、スパイダーマンとか、アイアンマンとかそーゆーの。
今回は新発売のDVD、ガーディアンズオブギャラクシーを買って、早速旦那と私で観た。
今回のガーディアンズは、家族をテーマにしているらしい。
うむ、、確かに面白い。
面白いんだけど…
なんかこーゆーヒーローものって、違和感を覚える。
ヒーロー役と、悪役がいて、戦うでしょ?
それぞれの側に、たくさんのヒーローの味方とたくさんの悪役の仲間がいるでしょ?
ヒーローと悪役はいつまでもいつまでも残って戦ってるのに、その周りの人たちはいとも簡単にごろごろ死んでいくよね。
悪役がヒーローの仲間をたくさん殺すのはまだ分かるとして(だって悪者だからね)、ヒーローは何百人殺しても平気な顔してるのがなんかモヤモヤする。
あぁ…俺はこんなにたくさんの命を殺してもしまった…
なんて思ってる描写が1秒たりともないよね。
虫けらのようにボロボロ殺されてる大勢の人たち、一人一人にご両親がいて、もしかしたら兄弟姉妹がいて、もしかしたら愛する妻子がいて、故郷があって、友達がいるだろうに…
この映画の中では虫けら同然。
その命に価値など無いかのように、扱われている。
今回のガーディアンズでは、主人公の育ての親のような存在であるヨンドゥさんが最後に死ぬんだけど、その描き方の感動的なことと言ったら。
恐らくそのシーンで泣いた人は少なくないでしょう。
映画の中でもヨンドゥさんの死に、主人公をはじめたくさんの人が悲しんで、素敵なお葬式(?)をする。
でも待ってよ、ヨンドゥさんと同じように、色々乗り越えながら生きてきた一人一人の人間(いや、人間じゃなくて宇宙人かもしれないけど)が他に大勢死んだじゃない。
そのために悲しむ人とか、お葬式と、一切なし?その人たちの人生なんだったの?
まるで命の価値が全然違うかのよう。
まぁこのモヤモヤを旦那に言っても「これは映画なんだからそんな深く考えるなよ」と言われるな決まっているので言わないけどさ〜