ナメちゃいけない、乳腺炎
25日の金曜日の朝、すごい風邪っぽいし頭痛い、そう思って体温測ったら38度でした。
38!?
そして両胸の外側になんかゆるやかなしこり的な塊があるし、その部分の肌がとても熱い。
元々母乳がよく出る私は、「きっとこれは乳腺炎だ!早く病院行って治療してもらわなきゃ!」と思い、病院に電話し、産婦人科医の看護師さんに繋いでもらいました。
症状を説明し、乳腺炎だと思う旨伝えたところ、おっとりした口調の看護師さんは
「それ程熱も高くないですし、まだ初期段階のようですから、痛い部分を抑えながら授乳してみて下さい〜♪
もしどうしても気になるようでしたら受診していただいても大丈夫ですよ〜♪
今日でしたら14時とか空いてますけど〜♪」
という感じの返答。
私「(え、38度って十分高熱じゃないの!?)…一応、14時で予約をお願いします。」
看護師さん「分かりました〜♪
もしその前に熱が下がったらキャンセルしていただいても構いませんからね〜♪
いらっしゃる際はフェイスタオルを2枚お待ち下さいね〜♪」
私「(え、そんなすぐ熱下がることとかあるの!?いま朝9時の時点でこんな辛いのに?)…分かりました。」
そして言われた通り、痛いところ抑えながら授乳。
そして昼過ぎ。
熱を測ると…
39度!治るどころか悪化してる!行くしかない!
14時、ベビと一緒に母の運転する車で病院へ。
まず総合受付へ。
私「14時産婦人科の予約で来ました。」
受付の人「確認しますね……、あ、母乳指導ですね?」
私「!?
えっと…体調不良なんですが」
受付の人「えっと…もごもご」
私「いや、広い意味で母乳指導とも言うかもしれません。」
私はあくまで「体調が悪いから病院で治してもらう」つもりで病院来てたので、母乳指導と聞いて「え、お母さん教室的な?」と感じて戸惑いました。
でも、ここで躓いてる暇はない。とにかく私は高熱で頭痛くて胸も痛くて熱いんだ。前に進まなければ。
第一の関門、総合受付を済ませ、産婦人科へ。
産婦人科の窓口に声をかけると、妊娠中にもお世話になった看護師さんが出て来て、ナースステーションの奥の小部屋に案内されました。
ナースステーション入ったことなかったのに、更にその奥の小部屋なんて…VIPルーム!?
ちょっとドキドキしながらその部屋へ。
指示された通り寝転がり、事前に言われていたタオルを渡します。
電話ではフェイスタオルとか言ってたけど、ちょっと母乳垂らすくらいだろうからそんな大きいのじゃなくて良いだろう…と思いハンドタオル2枚持ってきてたのを渡しました。
看護師さん「では胸を出して下さい。
なるほど、確かに若干塊があって熱もありますね。
体温は39度まで…頭痛もあるんですね〜。」
そう言いながら私のパイをがしがしマッサージ。
私のパイからビュンビュンミルクが出て来ます。
とめどなく出てくる母乳は、全て持参したタオルが吸収しています。
色々母乳のことやら育児のことやら話しかけられて頭痛くて辛いけど、アドバイスは助かるので一生懸命聞きながら、その間ずっとパイからは噴水のように母乳が溢れていました。
なかなか取れないしこりがあったりもして、先輩看護師さんまでやってきて、しこりごりごり。
そしたらパイから黄色い母乳も出てきて
「これが詰まってドロドロになってた母乳ですよ〜、これが取れて詰まりが解消されれば、しこりも改善されるはずです。」
という説明を受け、更にマッサージ…
薄々感じてはいたけどやはり、私はとてもよく母乳が出る方らしい。
2枚の小さなハンドタオルはもう母乳でぐちゃぐちゃ。
母乳のしずくが垂れてくるくらいひたひたな感じです。
そんなタオルが体の上に乗ってるからちょっと寒い…
みかねた看護師さんが特別に病院のフェイスタオルを持ってきてくれました。
ちゃんと言われた通りフェイスタオルを持ってくるべきでした。反省。
そして授乳のやり方についても指導が。
ここで待合室にいたベビも連れてこられ、実際に授乳。
私は面倒くさがって横抱き(1番ノーマルな授乳の体位)でばかりあげてたのが良くなかったようで、フットボール抱きをするように、とのことで、実際にフットボール抱きで授乳をし、「もっとこうして」とか色々指導を受けました。
寝てた、ベビもやらせると一生懸命飲んでくれました。
…この間もずっと熱っぽくて頭痛くて意識朦朧だったけど頑張ったよ、私。
そしてこれは……まさに母乳指導以外の何物でもありませんでした。
総合受付の兄ちゃん、ごめんよう。間違いなくこれは母乳指導だったよ…
そんなことを思いながら、しかし最後は
「熱が高いので念のため先生にも診てもらいましょう。」ということでお医者さんの元へ。
診察室に行くと、
ふぁっ!
私の出産の最後の最後にチョキンってやったおじいちゃん!
おじいちゃんは私の散々マッサージされてしこりのなくなったパイを3回くらいぽんぽんぽんってして
「そんな大したことないからなんでこんな熱出るのかよく分からないねぇ。とりあえず抗生剤を出しときましょう。」
以上。終わり。
なんだろう…出産のときも思ったけど、産婦人科って、殆ど看護師さん(助産師さん)が全部やって、念のために医者がいる、みたいな世界だよね…不思議。
そして帰宅。
帰宅後も熱は38度あり、頭が割れるように痛くて、ちょっと動いただけでも頭痛すぎて動けなくなるくらい。
その日は食事&授乳の時以外ずっと寝て過ごしました。
その翌朝の4時、いつものように授乳のために起きて授乳終わってみたら、パイの、マッサージしてもらった場所と違うところが痛い。
そこをごりごりして、マッサージしたら、黄色くドロッとしたものが出ました。
「例の詰まってるやつだ!」と思った私は調子に乗ってそのヘドロを手で揉んで出しまくり、そしてまた寝ました。
数時間後、再び目覚めると、マッサージしまくったところがめちゃ痛い!…自己判断は良くないということを悟りました。
でも、嘘みたいに熱は下がり、頭痛もほぼ完治。
それからはフットボール抱きと横抱きを交互にやるようにしました。
その翌日には、その痛かった部分の痛みは無くなり、
新たに硬いしこりができました。笑
でも痛みはないし、熱も無いし、とにかくせっせと色々な体位で…なるべくしこりの方向に赤ちゃんの顎がくるように授乳して、あとちょっとで1ヶ月検診だからその時に相談してみよう。
そんな感じです。
乳腺炎は「母乳の出る管が詰まるだけ」って思ってたけど…
結構、つらいです。
みんな、色んな体位で授乳させて、乳腺炎には気を付けよう!